震災伝承施設にあふれる、子どもたちの笑顔。

「いわき・ら・ら・ミュウ」の1階にはいわきの新鮮な魚介類などのお店が立ち並んでいます。その中央階段を上った２階にあるのがいわき市ライブいわきミュウじあむ「3.11いわきの東日本大震災展」です。行政やマスコミ、関係団体の記録、そして、いわき・ら・ら・ミュウがもつ情報などを基にいわき市の震災について時系列で紹介しています。印象的なのは震災伝承施設でありながら、子どもたちの笑顔があふれていること。被害状況や避難所生活などの資料が豊富な一方で、子どもたちのメッセージや、２０１１年に生まれた赤ちゃんとその成長した姿をパネルなどで展示しています。「より多くの方に震災の記録・記憶を知ってもらい、決して後ろ向きでなく、いわき市民が元気に明るく未来へ歩んでいる姿を伝えたいのです」と小玉さん。震災を経験したことで知った、当たり前の日常を過ごせることの幸せ。そんな気づきと学びの機会がここにはあります。「ぜひ当館へお越しいただき、いわきの魅力と震災の記憶、市民の想いを“おみやげ”に持ち帰ってください」と小玉さんは語りました。