イベント情報


原発事故からの復興をたどり、未来をともに考える。
福島県では東日本大震災時の原発事故により放射性物質が飛散し、多くの県民が避難を余儀なくされました。その後、県内36市町村で面的除染が行われ、2018年3月までに完了。一方、現在も福島第一原子力発電所周辺の10市町村は除染特別地域に指定されたまま、一部に帰還困難区域が残り、2万人以上が避難生活を続けています。そうした中、福島県環境創造センターは、環境の回復・創造に向け、モニタリングや調査研究、情報収集・発信、教育・研修・交流の4つの取組を行う総合的な拠点として、福島県が2016年に三春町に設置。交流棟「コミュタン福島」は、県民の不安や疑問に答えて環境回復と創造への意識を深めることで、それぞれの立場から未来を考え、創り、発信するきっかけとなる場を目指して開館されました。「原発事故からのふくしまの復興の歩みをたどり、未来の環境について、私たちと一緒に考えてみませんか」と技師の桑原さんは語ります。

多彩な体験展示とスタッフとの対話で理解を深化。
施設のコンセプトは“対話と共創の場”。展示室では、震災と原発事故の経過やふくしまの環境回復・創造への歩みを映像や模型、年表等でたどった後、「未来創造エリア」ではタッチパネル形式のデジタルサイネージで原発事故の環境への影響や課題、取組等を自分の興味に合わせて学べます。また、「環境回復エリア」「環境創造エリア」では、実際に手足を動かしながら理解できる体験展示が充実。疑問点はスタッフに気軽に質問し、対話を通じて関心を深められます。さらに「環境創造シアター」では、360度全体がスクリーンとなったシアターで、ふくしまの豊かな自然や文化、環境等を全身で体感。気候変動の影響等の地球の課題に触れながら考えられるデジタル地球儀もあります。来館した保護者や先生からは「震災を知らない子どもたちに良い経験となった」「体験型の展示で子どもも楽しく過ごせた」等、多くの声が寄せられています。ふくしまの環境回復と未来創造に向け、正確な知識のもとで今を知り、地球環境を見据えて考えることができるコミュタン福島。ここを訪れた子どもたちからふくしまの未来のリーダーが生まれる日がきっとくるはずです。

この施設でわかること
福島県環境創造センターは、原子力災害からの環境の回復と創造に向けた取組を行う総合的な拠点として福島県が設置した施設です。交流棟「コミュタン福島」では、放射線や環境について身近な視点で理解することができます。ふくしまの未来を考え、創り、発信するきっかけとなる場を目指しています。

この施設でできること
- パネル展示の見学
- 映像の見学
館内案内
-
東日本大震災や原子力災害を学ぶ
事故の状況をリアルに感じていただけるよう、事故後の福島第一原子力発電所の模型を展示しています。また、映像、東日本大震災発生当時の新聞、年表等により、ふくしまの復興への歩みを振り返ることができます。
-
未来を描く 環境創造シアター
日本に2つしかない全球型のシアターでふくしまの美しい自然などを体感することができます。コミュタン福島オリジナル番組のほか、土日などには「宇宙138億年の旅」等、国立科学博物館オリジナル番組も観ることができます。
-
未来創造インフォストリーム
タッチパネル形式のデジタルサイネージで、「追う」「守る」「創る」の3つをテーマに福島県内の環境の現状や課題、環境創造センターの取組等を紹介。自分の興味に合わせて深く学べます。
施設概要・アクセス
施設名 | 福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」 |
---|---|
住所 |
〒 963-7700 福島県田村郡三春町深作10番2号 Google Map |
問い合わせ先 | 0247-61-5721 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 |
毎週月曜日※ただし月曜日が祝日の場合は翌平日 年末年始(12月29日~1月3日) |
料金 | 無料 |
アクセス |
<お車でお越しの方> 磐越自動車道・船引三春ICから5分 <電車でお越しの方> JR磐越東線三春駅より三春町町営バスをご利用ください。 ※コミュタン福島をご利用の方はバス料金が無料です。 |
駐車場 | あり |
公式HP | https://www.com-fukushima.jp/ |
X | X |
YouTube | YouTube |
LINE | LINE |
その他 |